virtualenv
Pythonの仮想環境を使用することで、ライブラリの競合を防止することが可能。
Python 2系でもWindowsでも利用可能。
Python 3.3からは標準モジュールのvenvを使用できる。
Unix環境ならpyenv/pyenv-virtualenvを使用するとPythonのバージョンも切り替えることができるが、 Python 3.6からは非推奨。
インストール
pipでインストール。
pip install virtualenv
仮想環境の作成
virtualenv <DIR>
<DIR>
配下にLibやScriptsが出来上がる。
用途に合わせて <DIR>
を作成し切り替える。
仮想環境への切り替え
<DIR>\Scripts\activate
切り替えた後は環境に合わせてpip等でパッケージをインストールする。
仮想環境からの復帰
<DIR>\Scripts\deactivate
Windows用のバイナリパッケージ(*.exe)を仮想環境にインストールする
virtualenvで作成した仮想環境にはインストーラではバイナリパッケージをインストール出来ない。 出来たとしても複数の仮想環境にインストール出来ない。
通常バイナリパッケージのインストーラはdistutilsで作成されている。 インストーラの中身はzipファイルなので、 easy_installやpipを使用して仮想環境にインストール出来る。
方法1) easy_install
distutilsで作成されたバイナリパッケージなら、 そのままeasy_insatallでインストールできる。
easy_install pyhogehoge.exe
方法2) exeをwheelに変換してpip
distutilsで作成されたバイナリパッケージをwheelに変換すると、 pipでインストールできる。
wheel convert pyhogehoge.exe pip install pyhogehoge.whl
注意) Python 2.6で動作するwheelは0.29.0まで。