====== CentOS 7.x GRUB2の設定変更 ====== CentOS7.xではブートローダがGRUBからGRUB2へ変わった。 それに伴い設定方法も変わっている。 ===== CentOS 6.xでは ===== GRUBだったCentOS 6.xでは ''/etc/grub.conf'' または ''/boot/grub/grub.conf'' を直接編集。 ===== 設定ファイル ===== 設定ファイルの名称が変わり、ファイルの中身も自動生成。 ==== 旧来のBIOSの場合 ==== * /etc/grub2.cfg * /boot/grub2/grub.cfg ==== UEFIの場合 ==== * /etc/grub2_efi.cfg * /boot/efi/EFI/centos/grub.cfg (CentOS) * /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg (RHEL) ==== 自動生成の元になるファイル ==== * /etc/grub.d * /etc/default/grub ===== 設定の変更方法 ===== 自動生成の元になるファイルを編集し、grub.cfgを生成し直す。 ==== カーネルオプションやタイムアウトの変更 ==== ''/etc/default/grub''を編集する。 GRUB_TIMEOUT=1 GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)" GRUB_DEFAULT=saved GRUB_DISABLE_SUBMENU=true GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console" GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto rhgb quiet" GRUB_DISABLE_RECOVERY="true" ==== メニューエントリの追加など ==== ''/etc/grub.d/40_custom''を編集して、GRUBのコマンドを記述する。 menuentry タイトル { コマンド } 記述可能なコマンドは、[[http://www.gnu.org/software/grub/manual/grub/grub.html|GNU GRUB Manual]]を参照。 ==== ファイルを変更したらgrub.cfgを再生成する ==== === 旧来のBIOSの場合 === grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg === UEFIでCentOSの場合 === grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/centos/grub.cfg === UEFIでRHELの場合 === grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg ==== custom.cfg ==== 起動時に''custom.cfg''があれば読み込むように、''/etc/grub.d/41_custom''で定義されている。 このファイルを作成してGRUBのコマンドを記述した場合は、grub2-mkconfigを実行する必要はない。 ''custom.cfg''を作成する場所は、''grub.cfg''と同じディレクトリ。 旧来のBIOSなら''/boot/grub2/custom.cfg''になる。 {{tag>centos7}}